本日10月21日は、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー Part2』で、主人公たちが向かった"未来"の日。そこでAutoblog Japanでは、あの映画で印象的な働きを見せる名車「デロリアン DMC-12」について、過去に掲載された記事から振り返ってみることにしよう。
GMで洋々とした前途が約束されていたにも拘わらず、自分の理想とするクルマを作るために大会社を退社したジョン・ザッカリー・デロリアンは、1975年にデロリアン・モーター・カンパニーを設立。イギリス政府から資金援助を受け、北アイルランドのベルファスト郊外に工場を設立する。そこで生産された唯一のクルマが、映画の中でタイムマシンに改造された、ステンレス製のボディとガルウイング・ドアを持つ「デロリアン DMC-12」だ。
スポーツカーやF1で名高いあのロータスに設計を依頼し、著名なカー・デザイナーであるジョルジエット・ジウジアーロにスタイリングを担当させたと聞けば、なるほどデロリアン氏の理想に燃えた情熱は痛いほど感じられる。ただし、当時の排気ガス問題やオイルショックの影響を受け、エンジンは(それまで彼が親しんだ)大排気量のV型8気筒ではなく、PSA(プジョー・シトロエン・グループ)、ルノー、ボルボが共同開発した排気量2,849ccのV型6気筒を採用することになったため、最高出力は僅か130psに過ぎなかった。それでいて価格は「コルベット」の2倍以上、しかも北アイルランド工場の製造品質は低く、多くのトラブルに見舞われたオーナーの声から評判と売れ行きは低下。おまけに創業者のデロリアン氏がコカイン密輸容疑を掛けられて逮捕されたこともあって会社は行き詰まり、1982年に倒産してしまう。約9,000台ほどのDMC-12を生産した工場も閉鎖された。
Autoblog Japanでは、そんなDMC-12に毎日のように乗っているというオーナーの方からお話を聞いたことがある。ショップで野ざらしになっていた車両を手に入れ、2012年当時の走行距離は14万kmオーバー(今はもっと増えていることだろう)。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』30周年を記念してデロリアン購入を考えている方には参考になるかもしれない。ご一読いただければ幸いだ。
映画で有名な「デロリアン DMC-12」、実車は一体どんなクルマ? オーナーにも訊いてみた!
http://jp.autoblog.com/2012/03/03/nostalgic2days-2012-dmc-12/
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マーティが来ているはずの今日、これまで掲載したデロリアンの記事を改めてご紹介! originally appeared on Autoblog Japan on Wed, 21 Oct 2015 08:00:00 EST. Please see our terms for use of feeds.
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