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「アメリカにも、忘れてはならない数々のスーパーカーが存在した!」と主張する米国版Autoblog編集部が選んだ「アメリカン・スーパーカー特集」。第2弾では、フォード「マスタング」のチューニングで有名な2社が独自に開発したオリジナルのスーパーカーをご紹介しよう。
シェルビー「シリーズ1」
偉大なるキャロル・シェルビーは、優れた米国製パフォーマンス・マシンの誕生に最も貢献した人物だ。彼の功績はシェルビー「コブラ」や「デイトナ クーペ」、フォード「GT40」、ダッジ「ヴァイパー」など多くのマッスルカーに見ることができる。だが、この「シリーズ1」も忘れてはいけない。
伝説的なコブラの精神を受け継ぐモデルとして、シリーズ1は1990年代後半に登場した。長年シェルビーはフォードやクライスラーと提携していたが、シリーズ1にはゼネラルモーターズ(GM)のコンポーネントが使われている。エンジンはオールズモビル「オーロラ」の4.0リッターV型8気筒。計器類はポンティアックから、オーディオ・システムはビュイックのものが流用された。
だが、ボディのフォルムは100%純粋なシェルビー製だ。フロントにエンジンを積む後輪駆動の2人乗りロードスター。最高出力は320hpに過ぎないが、車両重量はたったの1,202kg。マツダ「MX-5 ミアータ」(日本名:ロードスター)の2倍に相当するエンジンを積んでいるにも関わらず、ミアータより少し重いだけだ。0-60mph(96.6km/h)加速はまずまずの4.4秒。最高速度は270km/hを超える。
製造権が売却されるまでに販売された車両は249台。だが、後にキットカーとしてさらに多くの台数がオリジナルに忠実な仕様で製作された。シリーズ1は、伝説的な人物であるキャロル・シェルビーが、白紙から作り上げた唯一のスポーツカーである。
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【特集】君は覚えているか!? レアでワイルドなアメリカン・スーパーカーを振り返る!【第2回】 originally appeared on Autoblog Japan on Sun, 09 Jul 2017 08:00:00 EDT. Please see our terms for use of feeds.
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